児童虐待防止の早期発見システム

児童虐待は、発見や通告が遅れてしまうと、
子どもの生命や心身に深刻な事態を及ぼしてしまいます。

 

また、児童虐待の殆どは、家庭内の密室で行われることが多く、
親も子どもも外部に援助をもとめないまま、孤立してしまうことが多いです。

 

そのため、児童虐待防止に関する機関や施設、そして専門職は、
十分に注意をしながら子どもや親を見守ることが必要です。

 

しかし、児童虐待は、その発見からケアに至るまで、
一つの機関で対応できるかと言うとそうではありません。

 

児童虐待防止への対応は、分野を超えた多様な専門機関や専門職が、
子どもの生命や生活を守るという目標を共有し、
連携していくことが必要です。

 

このことから、新しいシステムとして法定化された「要保護児童対策地域協議会」の活用と、
チームアプローチの実践が求められます。

 

保育士が、保育所などで、以下のような行動特徴を持つ親や子どもに出会ったら、
特別な支援を検討することが必要です。

 

・特別な支援の検討を要する親とや子の行動特徴

 

 @ 子どもの様子

 

  身体や衣服が汚れていて清潔感がない。

 

  頭や身体に不自然なあざや打撲、火傷などの外傷がみられる。

 

  体重の増加が見られないなど、発育がとても遅れている。

 

  こだわりが強く、周囲に対して常におどおどした様子を見せる。

 

  語りかけても笑わないなど、反応が極めて乏しい。

 

  保育者の傍を離れず、常に甘えたがる。

 

 A 親の様子

 

  人前であるにもかかわらず、子どもを怒鳴ったり、叩いたりする。

 

  子どもへの関心が乏しい。

 

  「子どもが嫌い」などの、子どもに対する否定的な言動をする。

 

現代社会は、子育てを困難にするさまざまな要因を抱えています。

 

そして、児童虐待が増え続けています。

 

子育てに伴う社会的困難や不安を解消するサービスや取り組みは常に求められています。

 

また、自分が虐待をしていることすら認識しない親、
たとえば、しつけと称して子どもに暴力や暴言を与えるなどの親への対応も必要です。